中編➡https://youtu.be/jKE2A4luAlk
中編では 自然物を描く時の大原則 について説明をしました。
①均一に描かない
②ランダム感を出す
この二つは、必ず覚えておきましょう。
それでは続き(後編)の動画をご覧ください☟
観てくださいましたか?
それでは、細かく解説します。

今回、二点透視図法で、実際に空と雲を描いていきます。
①グラデーションとスカイラインについて
スカイラインは、メインが空のため中心より下に線を引きます。

そしてグラデーションは、前回の復習ですね。均一でなくランダムにです。

そしたら、次に重要になってくるのが、ガイドラインです。
基準となる線。つまり、物事を判断する道しるべになるものです。
まず空と空以外の境界線。下の図のようにスカイライン(アイレベル)を引いてみました。

次にスカイラインを基準にガイドラインを引きます。
注意してもらいたいのが、スカイラインに近づくにつれて幅を狭くすることです。
イメージとしてこのような感じです☟

②二点透視図法について。
奥の雲(遠距離)は、小さく、細長く描きましょう。(スカイライン付近=遠距離にある雲)

中距離の雲を描く時は、奥の雲より縦長にはっきりと描きましょう。
そうすることで遠近感が出ます。

近距離の雲を描く時は、中距離の雲より高い位置で大きく描きましょう。

一番手前にある雲を描くときは、一番高い位置にあるため、大きく入りきらないぐらいを意識しましょう。

ここまでは四段階で説明してきました。
仕上げに、空いているスペースに雲を描き足していきます。
その際、バランスを考え、違う種類の雲を描き足しましょう。

下の図のように上層、中層、下層 で雲の形を変えると自然的ですね。

雲一つで、四季を表すことも可能です。
だからこそ、雲の形一つとっても知識があるとないで絵に差が出てきます。


それでは最後、仕上げに入っていきます。まずはグラデーションから。

グラデーションは、はみ出してもOKです。
ただし、同じ方向に塗るのではなく、色々な方向に塗るとより自然的です。

次に影をつけていきます。今回中間距離の雲はそんなに影はつけません。

ただし、近距離の雲は一番はっきりとしているところなので影をしっかりつけていきます。

ポイントとして、影の濃さを2段階にします。
これにより遠近感が増します。

この色で遠近感を出す手法を、空気遠近法といいます。
遠近法には色々な種類があるので覚えておくと絵を描くのがより楽しくなると思います。

影だけでなく空の色も同じことが言えます。

さらに、影の色一つとっても時間、季節の表現もできますので覚えておきましょう。

では下の図に手順をまとめてました☟

猿:どうでしたか?難しいところはも含めあとは実践あるのみです!

小石のような男:参考にして描いてみてください!上手くなっていただけたら幸いです。
これにて空と雲の描き方講座は終了です。次は、木の描き方を動画で説明しようと思ってます。チャンネル登録してお楽しみに!