こんにちは、小石のような男です。
前回の動画に引き続き、「木の描き方基本編」の解説動画になります。
まだ観てない方は、下にリンク張ってありますのでぜひ!
中編➡https://youtu.be/BI6XOiq7Uww
中編では木を例に挙げ、絵を描く上で大事な3要素を説明しました
おさらいしておきましょう。
1、立体感
2、質感
3、遠近感
これらを意識することは、絵の上達への近道になります。
では、この3つを意識して、後編動画をご覧ください☟
今回は、前回の復習+αで実際に私(小石のような男)が木を描いていきます。
その前に、幹、枝について補足説明させて下さい。
木の幹、枝は、位置をズラシて左右対称に描かないようにしましょう。

左右対称以外に幹のポイントは、幹の分かれです。
3つで分かれるものや4つ5つで分かれるもの様々です。
原則3つに分かれている幹を描き、時々4つ、5つの幹を描くといった比率がいいかと思います。

次は、枝にも注目していきます。
先になるに従って、細くなるよう意識しましょう。

補足説明は以上です。
では実際7つの手順で描いていきます。
①幹(中央)

②枝:たまに出してあげると立体感が増します。

木の葉から見える枝は適度に見えるように出してあげましょう。

ここで枝についてさらなるワンポイント❕
皆さん枝には、3種類
親枝、小枝、孫枝というのがあるのはご存知ですか?

この枝の種類を使い分け描いていきます。
さらに分かりやすくするために塗る色を変えていきます。

③下の幹
下の幹の特徴として、直線より巻くような幹を描いてあげることで、質感を出せます。

④根っこ周辺の草
ただの草と思わずここも手を抜くことはできません。
遠近感を出すため、手前の草を大きく、奥の草を細かく
描くようにしましょう。

⑤グラデーション(影)
葉から見える枝を黒く塗ることで奥の枝であることと、影を表現します。

もちろん影は、下の幹にもあるので黒く塗っていきます。
ただ塗るだけではなく光源を意識するかつ根っこの形を意識して塗りましょう。

影が多いところは濃く塗っても大丈夫です。

根っこ周辺の草にも影をつけ忘れないようにしましょう。これもリアル感を出すためです。

影についてもう少し具体的に話をしていきます。
光源が右からだと仮定して、幹の左にいくにつれて描き込みを多く、黒く塗ります。
さらにプラスαで幹に皮の擦れ、傷などをつけて立体感を出してみました。
実際描いてみたので下の図を見てください☟

⑥根っこ
根っこのポイントは幹が5つくらいのブロックに分かれています。
そのまま下に放射線状に広がって、土の中に入っていくことをイメージをして、描いてみると木の根っこを表現できます。

⑦ グラデーション(色塗り)
葉っぱの影をつけ、全体的に濃く塗ります。

木の葉っぱは、全体からみて右下を濃く塗ります。
その際、葉のブロックを意識して塗ることを忘れずにしましょう。

塗り終えたらもう一度全体を見て、影のバランス調整をしましょう。

さらに奥の葉を表現するため、色を変えて塗っていきます。

これで完成です☟88888888(拍手)

ここまでの解説を振り返りましょう。
特に今回重要視してきたところは“ペン入れ(黒)というところです。
ペン入れ(黒)で影、質感を表現してきました。
他の色でも出来ると更に立体感が出すことができ、上手な絵が描けるようになります。
ただ色で陰影をを出すのは簡単そうで難しいです・・・そこでオススメの練習法は
鉛筆で影を表現できるようにする です。

さらにもう一つ! 遠近感を表現するためには❔
今回は木を一本だけ描きました。でも実際は何本か周りに生えてると思います。
(森とか林をイメージしていただければと思います。)

~遠景で描く場合~
・手前の木より更に葉っぱなど大雑把に描く。
・輪郭とかを細かく描かない
距離感が表現できます。

~近景で描く場合~
・大きめに、画面近くまでくる
・近くのものは細く描くことを意識する

~中距離で描く場合~
・近くに何かを描いてあげる

このようにアウトラインの細かさを変えることで遠・中・近景を表現できるので、奥行きが広がって、絵を描く楽しさが増えると思います。
ぜひ使ってみてください!



小石のような男:今回3本立てで、木のおおまかな特徴と基本的な木の描き方を、実践しつつ、説明させてもらいました。新緑の猿さん、いかかでしたか?
新緑の猿:とても勉強になりました。勉強したことを活かし、練習を積み重ねて、もっと絵を上手く描けるようにしていきたいです。

小石のような男:私が出来ることは、勉強を教えることと、皆さんが実践しているのを応援することだけなので頑張って下さい!
新緑の猿:はい!頑張ります。

小石のような男:皆さんと一緒に日々の練習を忘れないよう心がけてますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
では、次回の投稿(Youtube動画)でお会いしましょう。お楽しみに!