こんにちは、小石のような男です。
前回の動画に引き続き、「木の描き方」の解説動画になります。
前編➜https://youtu.be/m7hV_WBT-Bg
前編では「木の描き方の超基本」の部分を説明しました。
前編の復習です。木の特徴4つを挙げていきます。
①木には支える太い幹がある。
②細かく分かれた枝がある。
③無数の葉っぱがある。
④水や栄養分を地上に運ぶための根っこがある。
これらの特徴を意識して木を描くだけでも、絵の上手さが変わってきます。
それでは、中編に行きます。まずはこちらの動画をご覧ください。☟
観てくださいましたか?
それでは細かく解説します。
まず、注目するのが木の大きさ!と思いきや実は距離間が一番大事ということを開設していきます。
そこで皆さん、絵を描く時の距離の単位てご存知でしょうか?
絵を描く時には3つ
遠景、中景、近景があるということを覚えておきましょう。

例えば近景を描く時は、質感を細かく表現するする必要が出てきます。

今回木で距離を表現するなら
近景:細く描く
中景:木全体が見える距離感
遠景:他のオブジェクトを入れる。(例)山の中の木

ではこれを押さえて実際描いていきましょう。
まず、木のシルエットを捉えます。
シルエットに関しては考えず、何となく、感覚で描きましょう。

次に目に見えない部分を描いていきます。今回で言うと木の幹、枝ですね。
そこで意識したい点は、幹、枝の太さや長さに気を付けましょう。
・枝は、幹より細い。(枝<幹)
・幹はあまり太すぎてもバランスが悪い。
比率というのを意識していきましょう。

次に、細かなシルエットを決めていきます。木で言うと葉っぱです。
葉の形は様々なので均一なシルエットにならないように気を付けましょう。

シルエットを決めた次は、ブロック分けをしましょう。
ブロック分けとは、立体感を表現するためにまとまりを意図的に作るということです。
ブドウやブロッコリーをイメージすると分かりやすいかもしれないです☟

今回は葉をいくつかブロック分けしました。

ではここから細かい書き込みをして完成形に近づけていきます。
その前に、気を付ける3つのポイントを見ておきましょう。

その三つとは・・・気合い、圧力、情熱
という意気込みも大事です。(笑)ただそれより大事なのが
1.立体感
2.質感
3.遠近感
この3つはどの絵を描く時にも使えるので必ず覚えましょう!
そこで、覚えやすく、イメージしてもらうらために実際に描いて説明していきます。

今回は、3つのポイントを制覇するために影をつけるを描いていきます。
影をつけて表現することで光を絵の中で表現できます。
影をつけるときのポイント
その1:光源の位置を決めます。

葉っぱは、ブロック分けしたところに描きます。

この葉っぱと幹に影をつけていきます。
その2:全体を影で真っ黒にするわけではなく、描き込み量で表現する。
例)左上から光がきていると仮定するならば右下を真っ黒にする。

では葉っぱの影を塗って行きます。
ここで先ほどブロック分けをしたことが生きてきます。
影の濃さをブロックごとに塗っていくと、どこに影をつけていいか迷わず、分かりやすいです。

その3:奥行を表現するため
手前の枝、奥の枝という遠近法を表現するために奥の枝を黒く塗っていきます。

ここで漫画を描く時にも使える例をご紹介します。
漫画では必ずといっていいほど人を描きます。
そのとき、手や足など奥に見えるものを黒く塗ることで、見やすい絵になります。

そして木の完成形がこちらです☟

では、前編で描いた新緑のサルさん!ここでリベンジです。
どこまで上手く描くことが出来るのでしょうか?
(ブログを見ている皆さんもよかったら一緒に挑戦してみてね!)

根を意識して基準線を描きます。

シルエットを描きます
下書きで枝を描きます。

葉っぱの輪郭を描きます。

ブロック分けをします。

光源の位置を決めます。光源を基準に幹に影をつけます。

ブロック分けに沿って葉っぱのシルエットを描きます

葉っぱの影を描きます。

これで完成です☟

新緑の猿:前編で描いた時と比べて、木のリアル感を出すことができた!

小石のような男:新緑の猿さん。かなり上手くなりましたね。
感想として、輪郭、立体感、大きさが適切かつ中盤で説明した大事な3点
立体感・質感・遠近感を意識して描けているので合格です!
因みに新緑の猿さんは、描いてて難しい部分や疑問とかありました?

新緑の猿:葉の形を表現するのが難しかったですね・・・
ギザギザになりすぎたかなって・・・

小石のような男:そうですね。葉を一枚一枚をイメージする分かるかもしれないけど葉は丸みがあるから、それを知ってれば解決できると思います。
このように、まず知ること。そして意識すること。
みなさんは上手く描けましたか?
(意見、質問、コメントを頂けると、とても嬉しいです。)
絵を描くのが苦手な人やもっと上手く描きたいていう人はぜひ試してみてください!

小石のような男: 次回は木の描き方後編!
後編では私(小石のような男)が、今まで説明させてもらったこと+αの内容で木のイラストを描かさせてもらいます。

新緑の猿:それは楽しみです。
みなさんもチャンネル登録、通知をオンにして一緒に見ましょう!

小石のような男:ここまで読んでいただきありがとうございます。
では次回の記事でお会いしましょう。