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お絵描き講座:空と雲の描き方(3/3)

 中編➡https://youtu.be/jKE2A4luAlk

 中編では 自然物を描く時の大原則 について説明をしました。

①均一に描かない

②ランダム感を出す

 この二つは、必ず覚えておきましょう。

 それでは続き(後編)の動画をご覧ください☟

 観てくださいましたか?

 それでは、細かく解説します。

 今回、二点透視図法で、実際に空と雲を描いていきます。

①グラデーションとスカイラインについて

 スカイラインは、メインが空のため中心より下に線を引きます。

 そしてグラデーションは、前回の復習ですね。均一でなくランダムにです。

 そしたら、次に重要になってくるのが、ガイドラインです。

 基準となる線。つまり、物事を判断する道しるべになるものです。

 まず空と空以外の境界線。下の図のようにスカイライン(アイレベル)を引いてみました。

 次にスカイラインを基準にガイドラインを引きます。

 注意してもらいたいのが、スカイラインに近づくにつれて幅を狭くすることです。

 イメージとしてこのような感じです☟

②二点透視図法について。

 奥の雲(遠距離)は、小さく、細長く描きましょう。(スカイライン付近=遠距離にある雲)

 中距離の雲を描く時は、奥の雲より縦長にはっきりと描きましょう。

 そうすることで遠近感が出ます。

 近距離の雲を描く時は、中距離の雲より高い位置で大きく描きましょう。

 一番手前にある雲を描くときは、一番高い位置にあるため、大きく入りきらないぐらいを意識しましょう。

 ここまでは四段階で説明してきました。

 仕上げに、空いているスペースに雲を描き足していきます。

 その際、バランスを考え、違う種類の雲を描き足しましょう。

 下の図のように上層、中層、下層 で雲の形を変えると自然的ですね。

 雲一つで、四季を表すことも可能です。

 だからこそ、雲の形一つとっても知識があるとないで絵に差が出てきます。

 それでは最後、仕上げに入っていきます。まずはグラデーションから。

 グラデーションは、はみ出してもOKです。

 ただし、同じ方向に塗るのではなく、色々な方向に塗るとより自然的です。

 次に影をつけていきます。今回中間距離の雲はそんなに影はつけません。

 ただし、近距離の雲は一番はっきりとしているところなので影をしっかりつけていきます。

 ポイントとして、影の濃さを2段階にします。

 これにより遠近感が増します。

 この色で遠近感を出す手法を、空気遠近法といいます。

 遠近法には色々な種類があるので覚えておくと絵を描くのがより楽しくなると思います。

 影だけでなく空の色も同じことが言えます。

 さらに、影の色一つとっても時間、季節の表現もできますので覚えておきましょう。

 では下の図に手順をまとめてました☟

猿:どうでしたか?難しいところはも含めあとは実践あるのみです!

イメージキャラクター:小石のような男

小石のような男:参考にして描いてみてください!上手くなっていただけたら幸いです。

 これにて空と雲の描き方講座は終了です。次は、木の描き方を動画で説明しようと思ってます。チャンネル登録してお楽しみに!

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お絵描き講座:空と雲の描き方(1/3)

 こんにちは、小石のような男です。

 今回は、『遠近法を使用した空と雲の描き方』の解説動画になります。

 前回は、超基本的なシリーズで空と雲の描き方を説明しました。積雲などを単体で描くことが上手くなりましたか?

 そこから次は、レベルアップし、その雲をどのように配置していくかで、魅力的な画面を作ることが出来るか変わってきます。

 初めての方にとって、透視図法(パース)というものは難しく感じるかもしれません。ですが、今後絵を描いて行く上で必ず覚えた方がいい知識になります。

 それではまず一度この動画をご覧ください☟

 小石のような男:観てくださいましたか? それでは細かく解説します。

 まず、空をいきなり描き始めるのではなく、「遠近法」を意識します。

 そもそも遠近法って?

 遠近法とは、一言で遠い、近いを絵の中で表現する技法です。↓

 言葉より、図で見てみると分かりやすいかもしれません。

 下記の画像で確認してみましょう☟

 物ではこのような表現です。では、次に人の目線の位置から確認してみます。

 下記の画像を見てみ麻みましょう☟

 アイレベルを引いて、消失点を打って描くだけで・・・

 遠近感がより出ましたね。

 背景を描くときに絶対必要な技法になってきます。では遠近法を使って実際どのように描いていくのかをご説明していきます。

 遠近法を使う上で必要不可欠になるのは、「透視図法」と呼ばれるものです。

 「透視図法」とは、遠くのものほど小さくなって、地平線上の消失線で消えるように描く技法のことをいいます。それを今から大きく三つに分けて説明していきますので、頑張りましょう!

 まず、一つ目、一点透視図法

 立方体を例に描いていきます。手順は以下の通りです。

1、アイレベルを引く。

2、消失点を1つ決定する。

3、正面の面を描く。

4、縦線を2で描いた消失点に向かって描く。

 立方体を例に描きましたが、他にも廊下、一本道等が描くことができるようになります。

 次に二つ目、二点透視図法

 以下の手順です。

1、アイレベルを引く。

2、消失点を2つ決定する。

3、2点の消失点に向かって線を引く。

 立方体を例に描きましたが、他にも家、建物等が描くことができるようになります。

 そして最後の、三点目、三点透視図法

 以下の手順です。

1、アイレベルを引く。

2、消失点を3つ決定する。(消失点1つはアイレベルの枠外に決める)

 ビルなど見上げた図を描く時に使えます。

 この3つを覚えておくだけで、絵が上手になり描くこと楽しくなること間違いなしだと思います!

イメージキャラクター:猿

 猿:どうでしたか?難しかったですか?

 小石のような男:少しでも参考になったら嬉しい限りです!

        それでは中編に続きます。チャンネル登録してお楽しみに!!

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お絵描き講座:空と雲の描き方(2/2)

こんにちは、小石のような男です。

前回の動画に引き続き、『遠近法を使用した空と雲の描き方』の解説動画になります。

前編▶︎ https://youtu.be/jKE2A4luAlk

前編では遠近法(パース)の基本的な説明をしました。

遠近法とは簡単に言うと「遠近の距離を、目に見えるのと同じ距離感を与えるように画面に表す方法」のことです。

遠近法を使うことで、イラストに奥行きを出すことができ、違和感の無い現実的な背景を描くことができます。

大原則である、

近くにあるものは大きく、遠くにあるものは小さく。

これを覚えておきましょう。

それではまず一度この動画をご覧ください↓

観てくださいましたか?

それでは細かく解説します。

まず、空をいきなり描き始めるのではなく、遠近感を意識できるように自分でわかりやすくガイドラインを引きます。

小学生の時に使っていたノートを覚えていますか?

ひとつひとつのマスにガイドラインがついているものがあったと思います。

なんでもそうですが慣れていないこと、初めてやることに挑戦するときはガイド(手助け)が必要です。

あなたが初めて自転車に乗った時もそうでしたよね?

まずは両側に補助輪をつけて、

次に片方の補助輪を外して、

そして親に押してもらって補助輪無しで、、、

遠近法に慣れていないのにいきなり感覚で描き始めるのはお勧めできません。

まずは自分でわかりやすいように補助輪(ガイドライン)をつけましょう✊

それでは先ほど描いたガイドラインに従って雲を描いていきましょう。

ガイドラインは遠近法の原則に従って引いていき、その遠近法に従ったガイドラインをもとに雲を描くため、雲自体にもパースが効きます。

すると雲は、

・手前にあるもの⇨底面が良く見え、大きく。

・奥にあるもの⇨ほとんど底面は見えず、平べったい。

というようになります。

雲を描く時は、以前の動画でも説明したきた通り、

①均一に描かない
②ランダム感を出す

この2つに気をつけてください。

自然物を描く時の大原則ですので、必ず覚えておいてください。

どうでしたか?

少しでも参考になったら嬉しい限りです!!

それでは後編に続きます、

お楽しみに!!!