こんにちは。小石のような男です。
クリエイターにとって必要なもの、欠かせないものというテーマで前回記事(前編)を書きました。
前編の復習を簡単に。観察することはクリエイターにとっての基盤となる1つという話をしました。
そこで、観察をするにあたって、観察力を鍛えることの困難さや難しさというのを詳しく後編で取り上げていきます。
この続きは、前編を見た後、読んでいだきたいです。
それではご紹介していきます。
認知バイアスが観察の邪魔をする!?
認知バイアスとは?
心理学用語で、脳の中で何を見ようか先に決めてから、脳が見たいものを観察するように出来ていることを意味します。
そのため、前編でもお伝えしたとおり、認知の後に観察がくる
という順番になるため、自分の中で見えていないものが必ず出てきてしまいます。
そして、物理学者で有名なアインシュタインの言葉に「常識とは、あなたが18歳までに見につけた偏見の塊」だいう名言もあります。
つまり、認知バイアスは、生きていれば誰しも起こりうる現象だと分かりますね。
一例として、ブランド物に興味がある人がいるとします。
その人が相手を見るとき、まずどこの洋服を着ているか、どこのアクセサリーを身に着けているかなど自然に目が行きます。
しかし、ブランド物に興味がない人は、そこに自然に目が行くことはまずありません。
脳から発信(興味があること)→目で見る=観察
このように自分の興味があること、もっと言ってしまえば自分が見たいものしか見えなくなってしまうのです。
さらに別の例で、恐ろしくもあり、不思議と思うような話をしていきます。
過去も変えられる!?
本や偉い人の話で、「今と未来しか変えられないのだから今を頑張ろう!精一杯生きよう」
なんてこと聞いたことありませんか?
半分正解で半分間違いだと思ってます。なぜなら過去も認知バイアスによって記憶が置き換わってしまうからです。
またもや一例を挙げてみましょう。
過去につらい経験をされて今幸せな方だと
「あの過去があったから今幸せなんだ。つらかったけどやりがいあって楽しかった。」
と過去が美化されることがよくあります。
未来によって新しい情報が加わると、見る世界(観察の対象)が変わってきます。
観察の対象というのが過去に遡り、別の見方に変わるわけです。
当時:つらくて大変で苦しい。逃げたい。
未来(今):つらくて大変で苦しい。逃げたいと思ってたはずなのに→良い経験だった
こう思ったことありませんか?
解決策について
認知が先にあり、その後観察がある。
だからこそ視野が広げられない。似通った作品になってしまいクリエイターの邪魔をしてしまうという話は理解していただけたかと思います。
ではどうすることも出来ないのかでしょうか?
難しいですが、解決策はあります。
それは、物語に触れるです。
現実世界より、物語の中だと認知が変わりやすく、とても実感しやすいからです。
主人公や好きなキャラクターを物語の中で観察してみてください。
・言葉がなく、表情だけで伝える場面
・言葉はあるが、言っていることと表情が少し違っている場面
こういった場面、シーンを見つけて自分なりに考えてみることで、認知が少しづつ変わり、観察力に大きな影響が出ます。
認知を変えることは、クリエイターにとって必要と書きましたが、他の方にも応用が利くと思ってるので、ぜひこの考え方を忘れないようにしてみてはいかがでしょうか?
それでは次回の記事でお会いしましょう👋