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SKYSTORY SS小説 小石のような男

SKYSTORY小説3

こんにちは。小石のような男です。




SS小説好評につき第三弾を書きました。🖊

短く、読みやすい工夫をしましたので、さっそくご覧ください👇 

【言語-こえ-を操る力は他者の脳を支配する】

世界には魔法や魔術、霊術、神通力など特殊な力が多数存在している。

しかし中でも古来から秘匿にされてきた秘儀の中で最も優れており、さらには危険であるという。

種属毎に伝わる力があるが、言語-こえ-の力は全ての種属が持っている力だ。その種類は様々で主には言葉や音、歌などがある。

言語-こえ-は、他者の脳を支配し、コントロールすることができる力であり、また特定の何かしらを植え付けることもできる力である。

その力を持ってすれば、ヒトが魔人を支配することも可能だ。世界における種属の序列が低い種が高い種を掌握する。

普通ではあり得ない可能性を秘めているのが、言語-こえ-だ。

真相




しかし、言語-こえ-を習得することができる者はほとんどおらず、一生のうちでこの力を有する者と一度でも対峙する経験することは奇跡的な確率でしか存在しない。

なぜならこの力を習得した者はできる限りの使用を禁じられており、使用したとしても被受者はそれに気付かないからだ。

つまりは対峙しているものの経験という記憶が脳に存在しないため、対峙していないものと同じというわけだ。

具体的な言語-こえ-の習得法は、同じく言語-こえ-の習得者に直接教わること。

まずは、基本的な世界の全ての知識に関して学び、種属についての知識が博士の域に達した段階で波や音、脳の仕組みについて学ばされる。

その間で師から何度も技をかけられ体に染みつけていく。

「黙れ」で相手を沈黙させ、 「語れ」で相手の秘密を語らせ、 「死ね」で相手を自ら死に至らせる。

これは、敵に対しての基本的な使用法で、

「あそこにある赤い扉を開き、水が入ったバケツをもってこい」

「自らが持つ最も強大な魔法を使用し、自らの最も大切にしている者を傍観者がいる前で殺害しろ」

など具体的に動かすこともできる。

他には相手が発した言葉から真意や心理、感情を読み解いたりもできる。

同じ言語-こえ-能力者が対峙した時は能力の強さよりもその者の持つ心の強さが勝敗に影響を与えやすい。

習得過程において最終門では熟練の師を心の強さで打ち負かすと言うものがある。

弟子は師を変えていかなければならないと言う考えの下だ。

"言語-こえ-の力は何より強大で、元々竜が持っていた力でだとされている" __ 竜が古来より持っている生物を超越する力について考えていたら、修行すれば再現度は低いけど下等な種属でも使えるようになるのではないか。

もし使えるようになれば、あなたはどう利用しますか?

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