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お絵描き講座 教育

空間を生み出せ!超基本的な木の描き方 (後編)




こんにちは。小石のような男です。

記事の間が少し開いていますが、前回の続きになります。まだ動画を見てない方は下記にリンクを張っておきました。

前編➜https://youtu.be/sP1eoYgU63E




前回は、風景画の基本ということで、遠近感を表現することを説明してきました。

遠近感を三距離

・近景

・中景

・遠景

この三距離を絵に取り入れることが風景画で重要になってくることを再度、思い出しておきましょう。

それでは思い出した上で、その続きの動画を一度ご覧ください⤵

どうでしたか?

まずは、目次を載せておきました。☟

それではさっそく解説していきます。

①景観の詳しい説明について

そもそも景観とは?という話からになってくるかと思います。

景観とは=眺めて見渡す景色

つまり眺めるという行為(人が見る)ということが必要になってきます。

⇒物理的な眺め+人間が感じる

さらに言い換えると

⇒三距離を覚える+距離感を魅力的に表現する 

というのを大事にしていくということです。ではさらに詳しく見ていきます。

~近景について~

字のままで一番近い距離です。近くの距離のため、細かい部分まで見えます。

そのため一番、描き込む量が多くなる場所になります。

例えばアップでキャラクターを1体描く時に使えます。

まず下の絵をご覧ください👇 瞳の中、髪の影など細かく描き込みました。

~中景について~

中間の距離のことをいいます。

明暗や色彩の違い、形、配置、動きなどを認識することが出来る景観のことをいいます。

イメージでは大体の形や色、配置が分かる距離だという認識でOKだと思います。

近景、中景がある漫画のような絵で例えをあげます。👇

近景のアップのキャラクターは、描き込み、レンガの汚れや傷が分かりやすいです。

中景のアップのキャラクター全体が見えますし、後ろの壁の背景などが何個か映り込みます。

~遠景について~

空の描き方でも実は説明しましたが、 

・遠くの雲はつなげて描く

というのが遠景になります。他にも

・遠く離れた山並み

・海に浮かぶ島

などなど全体的につながっていて

一つのまとまりに見えることかつ明暗のコントラストで表現する

というのが大事になってきます。

ここで例として下のイラストをご覧ください。(小石のような男作イラスト)

山で遠景を表現しました。(遠景だと山は緑の塊に見える表現)

ここで注意してほしいことは、遠景は描き込み量を少なくすることです。

つまり、近くのものは、しっかり描き、遠くのものはあえてぼやかす事で、一枚の上手なイラストになる

ということを覚えておくと確実に絵の上達につながります。

②実際描いて、おさらいしていきましょう。

まずは、近景から

近景でも手前(奥)を表現したい場合、ペンの太さを変えて表現しましょう!

例)手前は、ピグマ0.5mm

  奥を少し太め0.1mmで描く

こうするだけで、遠近感が出せます。

近くを細かく描き、遠景の色付けは、ぼやかして塗るだけで手前が目立つようになります。

中景

同じく繰り返しになりますがペンの太さを変えて表現しましょう。

近いもの▶線を太く 遠いもの▶線を補足

近景より中景の方が描き込む量を少なくすることを心がけましょう。(傷とか描かずに模様だけ)

どうしても表現したい場合、色で表現しましょう。

色付けのコツについて

塗る色は「彩度の高い色」がオススメで、現職に近い色を手前に置くことで遠近感が出て、目立ちます。

遠景

遠景は一番細く0.03mmのペンで描いていきます。

一番細い線でアウトラインのみを描きましょう。

木のシルエットは、少し描きますが、基本はアウトラインのみです。

同じ山同士でも距離感を出すために、片方を少し描き込みを増やします。

①色んな色

②色少なめ

③ほどんど色をつけない

この3つを意識して描いてみました。下の絵を、みてもらうと距離感が出てると思います。

ではおさらいに、絵とともに下の画像にまとめておきましたので確認しておきましょう。

③イラスト絵にも使えて、汎用的

まず、下のイラストをご覧ください。

3段階の距離感を1つに収めると遠近感が出せます。近景、中景だけよりも、遠景も描いたほうが壮大感が出ます。

距離を利用して発展させることもできます。

例えばイラストの中でも注目してほしいものがあるとします。

あえて遠景をあまり表現しないことで、注目させたい所がピックアップ出来ます。

つまりまとめると、

基本は3距離が必要になりますが、描きたい目的によって距離を表現させない

という高度なテクニックも慣れてたら使ってみるのも手です。

小石のような男:今回の解説、新緑の猿さんはいかがでしたか?

新緑の猿:3距離については完璧です。過去の動画、記事にもあった「一点透視図法」「二点透視図法」を組み合わせれば上手い絵、イラストが描けそう!

小石のような男:いい着眼点を持ってますね。猿さんも見てる皆さんも練習あるのみです。応援してますので頑張って下さい!

【オマケコーナー】

Twitterで私(小石のような男)が描いたキャラクター(キャラクターの名前:少年と鶏)を嬉しいことに フォロワーさんに 描いてもらいました👏

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最後までご愛読ありがとうございました。

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